プレイ時間を忘れて没頭!マリーのアトリエRemakeの魅力とは?
「アトリエシリーズは、魅力的なキャラクターと豊富なクエスト内容が楽しいですね。ただ、確かに時間を忘れて没頭してしまうことがあります。でも、それがまた魅力の一つだと思います!」
1997年発売のシリーズ第1作『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』(以下、『マリーのアトリエ』)のリメイク版、『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』(以下、『マリーのアトリエ Remake』)が発売されるのだ。
恵まれた……のだが。 筆者、「アトリエ」シリーズは2012年発売の『アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~』(以下、『アーシャのアトリエ』)しかプレイ経験がない。シリーズを追いかけたい意欲は『アーシャのアトリエ』を遊んで以降、あるにはあった。
しかし、なかなかその機会が作れず、気がつけば2023年の今。 それでも、ちょっとは踏み出そうということで昨年の夏、Nintendo Switch版『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~ DX』を買ったりした。
しかし、本稿を書いている今もなお未開封のままである。 すみません、本当にごめんなさい。
どうぞ、お構いなくメガクラフトを投げつけてください。樽でも構いません。

しかし、シリーズの始まりにして原点に触れられる、またとない好機なのも事実!
![]() |
リンク
リンク
リンク
26年の時を経て現代に蘇る『マリーのアトリエ』
最初にオリジナル版のことを。![]() |
![]() |
だが、そこから外れたものもいくつか誕生している。モンスターの図鑑の完成を目指すものなどがその一例だ。
1996~1997年頃なら、幼稚園児がご近所を冒険するRPGというようなものもあった。 本作もそんなお約束を外したRPGのひとつとして誕生。
内容についても、アイテムを作り出すことに主眼を置いたシステムと、それを依頼に応じて作ったり、納品したりするマネジメント系シミュレーションゲームを彷彿とさせるプレイ感を特徴としている。
![]() |
![]() |
![]() |
最終的に相手を全滅させられれば勝利だ。逆にこちらが全滅すると「工房」へと強制的に戻されてしまう。並行して「日数」も経過。
![]() |
そうした事態に至らぬよう、その依頼ではどれだけの時間を要するのかなど、先を見据えた判断と無駄が出すぎない行動を取っていくことが求められてくる。 こうした一見、平和的ながらも日数管理に神経を配ることが試される、ユニークなRPGに仕上げられている。一連の特徴は本作の後に出た『アトリエ』シリーズにも継承されていったもので、筆者も『アーシャのアトリエ』の時に体験済み。
![]() |
遊びやすさに全振りしたリメイク版。おかげで時間は溶けに溶ける!
筆者個人としては、数年ぶりの『アトリエ』でもあったが、改めて感じたことは次の通りである。 やはり『アトリエ』というゲームは時間泥棒だ!そして、やればやるほど無中になれる!
![]() |
むしろ、そっちの記憶が勝っているような、そうでもないような……。 遊んでいた時の感想はそんな具合で、リメイク版全体の作りに話題を移すと、遊びやすさ重視で設計されているのが印象的だ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
まさに『アトリエ』の真髄と原点、ここにありと言わんばかりの内容だ。
あえてオリジナル版へとさかのぼってみた結果、実は全然変わっていないところも?
「逆にここからオリジナル版を遊んでみると、どうなのだろう?」 そんな興味を持った筆者はPlayStation Vitaを引っ張り出し、ゲームアーカイブス版『マリーのアトリエ Plus ~ザールブルグの錬金術士~』をポチっとした。 ……なんだかソフィーに睨まれた気がするが、気にしないことにしよう。![]() |
もし、今回のリメイク版の前にオリジナル版で予習しておきたいと思っている場合は、本作とオリジナル版を一緒に購入できるDigital Deluxe版をぜひ確認してほしい。 逆順序でオリジナル版に触れて感じたのは、当たり前とも言えるが、リメイク版での著しい進化だ。特にオリジナル版にはない、リメイク版の新要素「イングリド先生の課題」「実績」「イベントリスト」の存在は大きい。これだけでも遊び応えに違いがある。
![]() |
さらに、求める材料が固有の場所で必ず手に入るようになり、依頼がこなしやすくなっているのも難易度の緩和、遊びやすさの向上に一役買っている印象だ。 ただ、少し意外に感じた部分で、ストーリーはオリジナルをほぼそのままというのがあった。ここまでのスクリーンショットの通り、イベントでのキャラクターの立ち絵は、現代向けにすべて一新。マリー自身も会話イベントで登場するようになっている。 しかし、思いのほか……と言ってよいのか。リメイク版の加筆部分は少ない。そこを最も色濃く表しているのが、「採取地」の護衛として雇えるキャラクターたちだ。一部を除いて、出会いの過程がだいぶザックリしている。さして前振りのイベントもなく、あっという間に仲間になってしまうキャラクターもいる。
![]() |
![]() |
それを象徴する部分として、キャラクターボイスがあり、なんとオリジナルの音源をそのまま使用。そのため、子安武人氏や立木文彦氏といった、いまやベテランとなった声優さんたちの若かりし頃の演技を楽しめる。


これから「アトリエ」シリーズの原点を遊ぶ(知る)となればこの1本!
リメイク版を先に遊び、その後にオリジナル版を遊ぶという逆順序を辿ってみたが、あらためて思うのは、本作は現代ならではの遊びやすさに振り切った『マリーのアトリエ』だ。ストーリー、演出周りはグラフィック、イベントの立ち絵こそ今風に改められているものの、1990年代らしさが強く、近年のシリーズを知る世代には賛否が分かれやすい。![]() |
![]() |
![]() |
絶対に攻略しなければならない積みゲーがそこにある!
(こんな締め方でよかったのか……?)©1997-2023 コーエーテクモゲームス All rights reserved.『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』公式サイトはこちら
リンク
リンク
リンク

(出典 news.nicovideo.jp)
コメント