AIが作った架空のピザ屋のコマーシャルがホラーすぎると話題に | ニコニコニュース
なぜAIが作るとホラー化してしまうのか?
ピザのCMなのにホラー感が出てしまう原因の1つは、AIはまだ、人間の細かい動作を生成するのに苦労していることが考えられる。 とりわけ、ピザを手に、痙攣するかのように口をパクパクさせるシーンは、不気味以外のなにものでもない。 ネットユーザーも同じ感想を抱いているようで、Redditには「ウトウトしているときに見た悪夢のようだ」と辛辣な投稿が寄せられている。 動画の制作者はPizza Laterという人物だ。彼によると、CMはAI企業「Runway」が提供する動画生成AI「Gen-2」を使って作られたという。このAIは入力されたテキストや画像を元に、動画を生成することができる。 Pizza Later氏は、まず画像生成AI「Midjourney」で画像を用意して、これを元にGen-2で動画を生成。最後はAfter Effectsで仕上げたという。 またCM内のナレーションや音楽もやはりAIが作ったもので、それぞれ「GPT-4」と「AI Music Generator」が使われている。さらにナレーションの声までも「Prime Voice AI」による合成音声だ。 作った本人もそれほど満足ではないようで、Pizza LaterはTwitterで「今日これを作るのに、人生の3時間を無駄にした」と告白している。ウィル・スミスがスパゲティーを食べる姿もたいへんなことに
最近の画像生成AIは本当にクオリティの高い画像を作れるようになっているが、動画生成AIはというと、その点でまだ一歩及ばない。 たとえば、つい最近もまた別の動画生成AIによる画像が公開されて、ネット民を恐怖させている。 それは「ModelScope Text2videor」という動画生成AIによって作られたもので、ハリウッド俳優ウィル・スミス氏が”おいしそう”にスパゲッティを食べている。 こちらのAIもやはり人間の顔のような細かい部分の描写には苦労しているようで、解剖学的に少しおかしな顔のせいで、スパゲッティを食べているはずが、どこか猟奇的なシーンを連想させる。笑っていられるのも今のうち?
そうは言っても、笑っていられるのも今のうちかもしれない。 苦手だった手を克服し、今では写真と見紛うようなクオリティの高い画像を生成できるようになった画像生成AIだって、つい最近まで物笑いの種でしかなかったのだ。 動画生成AIもあっという間に進化して、あなたが知らないうちに目にする映像すべてがAIが作っていた、なんてある意味別のホラー的状況になっている可能性だってなきにしもあらずだ。 References: Ai Generated Pizza Commercial : oddlyterrifying / written by hiroching / edited by / parumo『画像・動画、SNSが見られない場合はこちら』
(出典 news.nicovideo.jp)
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