オックスフォード英語辞典が発表した2022年流行語大賞は「ゴブリンモード」その意味は? | ニコニコニュース
ゴブリンモードとは、夜中の2時に目が覚めて、だらりとしたTシャツ姿でよたよたと台所に行き、溶けたチーズをかけたクラッカーのような適当なおやつを作る感じ(The Guardian紙からの引用)
あまりにも多くの人が……困難な年のおかげで”ゴブリンモード”になってしまった(The Times紙)オックスフォード・ワード・オブ・ザ・イヤーの今年の選考方法が発表されたとあるイベントでは、アメリカの言語学者ベン・ジマーは次のようにコメントしている。
ゴブリンモードは見事に時代と潮流を物語っており、まさしく2022年の表現です。
人々は新たな視点で社会規範を見つめています。この言葉は、社会規範を捨て、新しいものを受け入れるお墨付きを与えているのです
[もっと知りたい!→]巨大かつらやお歯黒まで、大昔に流行した奇妙な5つのファッション
photo by Pixabay
第2位 メタバース
2位に選ばれたのは「メタバース」。 メタバースとは、「ユーザーが互いのアバターと交流したり、周囲の環境とやり取りしたりできる没入感あふれる(仮想の)ヴァーチャルリアリティ環境」だ。 「インターネット、ワールドワイドウェブ、ソーシャルメディアなどの拡張や代替」とみなされることもある。 だが、もともとは1992年に発表されたSF小説『スノウ・クラッシュ』に登場する仮想空間サービスの名称だったものだ。 2021年後半まで、メタバースという用語は専門的な分野でしか見られなかった。ところが2022年10月頃には、オックスフォード・コーパスの用例が前年の4倍近くにも増加したのだ。 image credit:Oxford Languages 1つの要因としては、2021年10月にFacebook社が社名を変更したことが挙げられる。 だがそれだけでなく、メタバースの概念・使用方法・今後の影響などについても幅広く語られるようになった。 そうした文脈では、Web3・仮想・NFT・暗号資産・ビルド(メタバースを構築するの意)・ビジョンといった用語も併せて登場する。 今後バーチャルリアリティが発展すれば、学校から仕事まであらゆることがネット内で行われる可能性があるが、メタバースはそうした未来の倫理と実現可能性を語る上で中心となるテーマだ。photo by Pixabay
第3位 #アイスタンドウィズ
3位はハッシュタグ付きで、「#IStandWith(#アイ スタンド ウィズ)だ、 「stand with」は直訳するなら「共に立つ」だが、誰かを「支持する、味方になる」という意味での用法は14世紀頃から見られるようになった。 だが「#IStandWith」というハッシュタグがSNSに登場したのは、2009年頃のことだ。 このハッシュタグは、何らかの大義、あるいはグループや人物との連帯を表明するために使われる。つまり、特定の出来事に対する足並みをそろえ、みんなで声を上げるための手段として用いられてきた。 SNSとオックスフォード・コーパスのデータによると、「#IStandWith」は、ロシアによるウクライナ侵攻が開始された後、2022年3月頃に一気に目立ち始めたようだ。 実際今年よく使われたのは、「#IStandWithUkraine」や「#StandWithUkraine」といった表現だ。
photo by iStock
多くの人にとって激動の年だったであろう2022年、「#IStandWith」はさまざまな大義への支持を表明するために使用され、それに伴い検索数も急増したという。 References:Oxford Word of the Year 2022 | Oxford Languages / written by hiroching / edited by / parumo 『画像・動画、SNSが見られない場合はこちら』
(出典 news.nicovideo.jp)
コメント