地球上最大の雑食動物はジンベエザメであることが判明。海藻も大量に食べていた | ニコニコニュース
photo by Unsplash
海藻も栄養源だった
そこで、ジンベエザメの食性を具体的に解明するために、オーストラリア海洋科学研究所のグループは、オーストラリアの世界自然遺産「ニンガルーリーフ」でジンベエザメの皮膚組織を採取した。 そこに含まれている「アミノ酸」や「脂肪酸」を分析し、付近で見られるプランクトンや海藻などのものと比較してみた。 その結果、ジンベエザメには、「ホンダワラ」(ニンガルーリーフで一般的なワカメ)の成分が大量に含まれていることがわかった。 ホンダワラはサンゴ礁から剥がれて海面を漂っていることがあるが、ジンベザメはそれを飲み込み、消化しているということだ。つまり「雑食性」であることが確認されたわけである。
海藻の一種、ホンダワラ photo by iStock
ジンベエザメの食性は雑食であることが判明
研究の主執筆者である生物学者マーク・ミーカン博士は、この発見によって「ジンベエザメの食べ物についての見解を再検証しなければならなくなった」と、プレスリリースで語る。 これまでの一般的な説では、陸上で最大の動物は一般に草食動物だが、海では大きな動物であっても小さなエビや魚を食べるとされてきた。今回の発見は、こうした前提をくつがえすものだ。 「結局のところ、陸と海でも、進化の仕組みはそれほど変わらないのかも知れない」とミーカン博士は言う。
photo by Pixabay
エネルギーを節約するために獲得した雑食性
こうしたジンベザメの雑食性は、エネルギーを節約するために獲得されたと能力であると考えられている。 海藻を誤って飲み込んでしまったとき、いちいち吐き出すよりは、消化した方がエネルギーに無駄がないということだ。 ミーカン博士は、「つまりジンベエザメがオキアミ目当てでニンガルーリーフにやって来るというのは、話の半分に過ぎないのだ。じつのところ、ジンベエザメはかなりの量の海藻も食べている」と語る。 ジンベエザメが食欲旺盛であるという事実は、一面ではいいニュースだ。雑食性なら温暖化が進んだ世界にも適応しやすい。だが、いいことばかりではない。なんでも飲み込むために、海に流れた大量のプラスチックまで飲み込んでしまう恐れがあるからだ。 プラスチックは、ジンベエザメが食べ物を吐き出す原因になったり、腸の容量減少や消化不良といった問題を引き起こす可能性がある。 この研究は学術誌『Ecology』(2022年7月19日付)に掲載された。 References:World's largest omnivore is a fish | AIMS / written by hiroching / edited by / parumo『画像・動画、SNSが見られない場合はこちら』

(出典 news.nicovideo.jp)




コメント