カラスを訓練してタバコの吸い殻を収集。清掃コストを大幅に削減する取り組み(スウェーデン) | ニコニコニュース
聡明なカラスにものを教えることは簡単です。また彼らは互いに学ぶ可能性も高い。同時に、この訓練によってカラスがゴミを誤って食べてしまうリスクも低くなります。Crows cleaning swedish road Corvid Cleaning
野生ではありますが、このプログラムに自主的に参加していると言えるでしょう。
カラス、清掃員への道
カラスたちは、まずタバコの吸い殻を食べ物と関連付けるよう訓練される。 カラスが吸い殻をゴミ入れに運んでくると、フードディスペンサーから餌が出てくる仕組みを教え込ませているという。 次に、食べ物という報酬をおあずけにすることで更なる訓練を促す。するとカラスはフードディスペンサーをつつき始め、餌が落ちてくるボタンを押そうとする。 しかし、割り当てられた容器に吸い殻を入れないと餌が出てこないことを学習させる。 こうした訓練はカラスにとって決して複雑ではなく、2017年にこの方法を導入したオランダや、2018年に導入したフランスのように、近年では数回の成功を収めているのだ。 [もっと知りたい!→]カラスを使ってお金を集める方法。コインを入れると餌がでてくるカラスの為の自動販売機スウェーデン全体での導入を予定
Corvid Cleaningは、このプログラムを実施することで、タバコの吸い殻を拾うのにかかる費用の少なくとも75%を自治体が節約できると主張しており、セーデルテリエでより大規模にこのプログラムをテストしていく予定だという。 もし、地域内で取り組みが成功すれば、いずれ他の地域や全国規模で実施できるよう恒久的なクリーニング・ソリューションを提供できることをCorvid Cleaningは望んでいる。 この斬新かつユニークな地域清掃へのアプローチには、肯定的な意見が寄せられる一方で、カラスにとって吸い殻の毒素に絶えず晒される健康リスクへの影響と、フードディスペンサーに依存してしまうリスクがあるという点で、懸念の声もあがっているようだ。 しかし、セーデルテリエは街路清掃に2000万スウェーデンクローナ(約2億4800万円)も費やしており、このプログラムの成功を切実に願っている。 Corvid Cleaningのハンセン氏は、最後にこのように締めくくっている。カラスに、吸い殻を拾うように教えることができても、地面にポイ捨てしないように人々に教えることはできません。興味深い事実です。References:Swedish firm deploys crows to pick up cigarette butts | Birds | The Guardian / Scarlet / edited by parumo
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(出典 news.nicovideo.jp)
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